西へ。超現実的夢話。

仲間5,6人と商店街を歩いている
仲間は誰なのかわからない。

でもこの商店街は「野里商店街」だ
昼なのにほとんどの店が閉まっていて人通りも無い。

時々見える「露天」に並べられた商品を眺めながら
ボクは仲間に遅れないように早足で歩いた。

ゴチャゴチャ色んなものが並んだ中に
「ギター」を見つけた。
フォークギター 1,000円。

甥がほしがっていたフォークギターがあった。
しかも新品。これはお買い得。
通りの右にあるフォークギターを持ち
左にある倉庫に行った。

ここは「心斎橋商店街」だった。
その証拠に、この倉庫の看板に「YAMAHA」と書いている。

早速、店員に声をかけると一人の男が来た。
坂東だった。ボクは驚いた
本当に久しぶりだ高校1年以来。
坂東は鼻を「クゥ」とならしながら眉毛を整えた。
ニコニコ笑っているが何も話はしない。

ギターをよく見るとペグの部分が金メッキになっている。
ネックは細部にわたり丁寧に貝で装飾され美しい
山田さんが持っていた日本に数本しかない100万円するギターだ
弦は3本しかない、しかも新品でなかった。

坂東は25,000円といった。1,000円と書いてあるギターを
でも、ボクは思わず10万といってしまった。
他の人にはわからないかもしれないが

坂東が25,000円といった瞬間、オークションが始まっていた。
あの時ボクが頷けば、おそらく4万くらいで誰かが競り落としていた。
でもボクの10万は少し高いと後悔した。

坂東は水道の蛇口から直接、水を飲んでいる。
その後ろでボクは「水の順番」を待っている。

後ろを見ると赤白帽に半そで半ズボンの体操服を着た吉田だ。
本当に久しぶりだが吉田も何もしゃべらずニヤニヤしてた。

ボクは坂東に昔よく行った神様がいる「あの河」に泳ぎに行った事を話した。

いや、其処には坂東と行っていない。
なぜなら、ボクは坂東の家すら知らないのだから

ボクはテレビに映るゲーム画面で地図を見た。
やはりそうだった。中央にあるジャングルのような山をこえ
そこからかなり時間を掛けた島に「神様の河」はある。

ボクは飛行機に乗っていた。あの島目指して。
しかし、飛行機はUターンしてしまった。

結局、陸に降りることなくこの飛行機は戻っている。
でもボクは一瞬だけローマに降りた。

この10人乗りの飛行機はあの島へ戻ろうとしていた。
一番後ろの左の席の窓から外を眺めると

タンカー船が小さく見えた。
あのタンカーの中にボクの注文したお香や置物が入っているというのは知っていた。

そして空港に着くといつもの東南アジアの屋台を回る事
駅のエスカレーターを途方も無く乗り継ぐ事を考えるとうんざりした。

0 件のコメント :

コメントを投稿